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日本大学歯学部付属病院心療歯科は、平成15年4月に開設されました。心療歯科は、口腔に生じた不定愁訴(症状)に、何らかの心因的な問題の関与が疑われる症例の診断、治療を目的としています。
心療歯科を受診なさる方は、まず口腔診断科にて問診やエックス線撮影や歯科的診査をお受けになり、身体的疾患の診断を確定します。その上で、身体的疾患を除外して、心因的な問題の関与が疑われると判断されます。このため、通常の診察と異なり、十分な時間を掛けて患者さんと面接を行います。また、各種健康調査票や心理テストも受けていただくこともあります。このように多方面から、診査診断を行っていきます。
治療は、原因となっている問題を明らかにしていき症状の改善を図ります。一般的な歯科治療の他、自律訓練法や行動療法なども併用します。
主な症例
舌痛症 舌に器質的問題は無いが、ピリピリと痛む
口臭症 自分の口臭が強いと気になっている。
歯科治療恐怖症 歯科治療に対し、極度に恐怖があり、通常の治療が受けられない。
口腔内違和感 口腔に何か出てくる、歯が動く
唾液がネバネバする
味覚異常 味が判らない, 変な味がする
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